一筆添えて

コロナ渦真っ只中の先週、贅沢な黒毛和牛ステーキがお礼に届きました。

濃厚な旨味と分厚いながら口に入れた瞬間からお肉の甘味が溶け出るようなあまりの美味しさに感激し、コロナ疲れもすっかり吹き飛んでしまいました。
添えられていたメッセージカードには、お肉そのものを最大限に美味しく食べてほしいと願う贈り主の心遣いが行間に込められ、家族でいただきながら温かな気持ちが心身ともにしみていくのを感じました。

一瞬でもその人を思い、一言添え、したためる尊さ。このような状況だからこそ嬉しさもひとしおです。
自分の時間を使い、手間をかけることを習慣に出来るって素敵なことですよね。
まずは文具選びもモチベーションアップの一つ。季節を感じられる一筆箋や便箋、カード、お気に入りのペンをそろえ、取り出しやすい所に置いておき、書きたいと思ったらすぐに書ける環境を整えておくと効果的です。

次に、サンクスカードなどを利用して、お礼のメッセージから書いてみましょう。
感謝の手紙は仕事以外でもママ友達とのコミュニケーションのやり取りで活用できます。
例えば「忙しい最中、手作りマスクありがとう。いよいよ使い捨てマスクの在庫も底をつきかけていたのでどんなにありがたかったか。本当に助かりました。親子お揃いで使えるなんて娘も大喜びしています。終息したら一緒にご飯行きましょうね。」などと感謝の思いを具体的に表すとより気持ちが伝わります。
素敵な手紙やカードをいただいたら、それをお手本にし、言い回しやフレーズをどんどん取り入れ、自分の手紙に活かすことも上達のカギです。

私は普段ボールペン、筆ペン、万年筆を愛用していますが、ペンによって字が全く違ってきます。
ペンの重みや持った感触、紙面の滑り具合、質感や色味など書きやすさが微妙に変わってくるからです。
普段、筆不精の人ほど自分の手にしっくりとなじむ一本を探すことをお勧めします。

一筆箋やカードは季節の挨拶や季語、ビジネス用語を気にし過ぎず、気軽に書いてみることが大切です。
今このような状況だからこそ、会社でも家庭でも身近な人たちにあなたのハッピーな想いを届けましょう。