訪問するときのマナー

年末年始はお歳暮やお年賀のお届け、お年始のご挨拶などお宅訪問の機会が増えますね。
今回は訪問時の正式なお作法を確認しましょう。

まずは突然訪問するのではなく、必ずアポイントメントをとります。
訪問する時間帯は10時から11時もしくは 午後1時から4時くらいまでが理想です。
「10時にお伺いし11時には失礼いたします。」と帰る時間までお伝えすれば、迎える側はお食事の支度の有無が判断出来るでしょう。
迎える準備に忙しくなさっている可能性もあるため約束の時間より5分ほど遅れて着くくらいがちょうど良いです。
玄関でチャイムを鳴らす前にコートを脱ぎ、マフラーや手袋も外します。(昔からコート=外套はちりやほこりよけの意味合いがあったことから家の中に持ち込まない配慮から)
またマスク着用での訪問は避けるほうが良いでしょう。

玄関では軽く挨拶をした後、玄関の下座脇から正面を向いて上がります。
夏場でミュールやサンダルの場合、素足のまま上がるのは失礼です。その場合はバックに短めのソックスを忍ばせておき、玄関隅でそっと着用しても良いでしょう。
家の方に背を向けない配慮から体を斜めに跪座の姿勢で両膝をつき、靴を端に揃えます。
家族など複数でお邪魔した際には最後の人が全員の靴を揃える気遣いがあると良いですよね
コート類は玄関脇の下座側に置かせていただきます。
手土産は部屋に通され、正式にご挨拶した後、椅子にかける前(和室では座布団を当てる前)にお渡しします。
日本古来の美しい伝統として手土産は風呂敷に包んでお持ちする風習があります。
風呂敷もほこりよけの意味合いがあるので、風呂敷から出して中身だけお渡しします。
紙袋の場合では通常は袋から出して渡しますが、袋も贈り物の一部になっている場合にはその旨お伝えします。

訪問者は食事の時間に掛からないよう長居をせず、約束の時間前には発つようにしましょう。
迎えた側はお客様が靴を履く前に、靴を玄関中央で少し間を空けて揃えておく配慮があると良いですね。
来客との関係性によりますが、上客は見えなくなるまでお見送りするのが正式です。

お帰りの後、直ぐに灯りをけしたり鍵をかけたりしないようにしましょう。
訪問する側も迎える側もより良い関係性が築けると素敵ですね。